食材と旬。

「旬」といえばもうひとつ。


去年の冬から健康のためにニンジンりんごジュースを毎朝ジューサーで作って飲んでいるのだけど、ニンジンもりんごも春くらいからどんどん値段が上がり、その逆に味がみるみる落ちてきた。特にここ最近買ったものはちょっと飲むのがいやになるくらいりんごは味が薄く、ニンジンはえぐみが強い。
それもそのはず。(西洋系)にんじんの旬は、9月〜12月。りんごは品種にもよるけど10月〜3月。つまり今がいちばんまずい時期。


りんごは冬の果物という意識があったけど、ニンジンについては旬の観念が本当に希薄だったなあと猛省。これまでは同じ生でも調味料をかけたり、加熱して食べていたからか、時期によってこれほどまでに味が変わることに気づかなかった。いやはや恥ずかしいことです。


品種改良や作り手の努力のおかげで1年中食べられるようになった食材も多いけれど、本来の旬を大事にすることで、栄養価の高い状態で、おいしく、しかも安くいただける。食材の旬を知ることは食事を豊かにすること、と身をもって実感。


冷え性緩和のために始めた生ジュース習慣だけど、当たり前なのに忘れていたとっても大事なことも改めて教えてくれた。