札幌。解毒観光編〜

さてコンサート後。
当初は、軽く味噌ラーメンでもいっとくかー。(オッサンかよ)と思ってたのに、ホテルへ戻ったら疲労>食欲、によりそのまま爆睡。さすがにオネーサンですから3時間半立ちっぱなしは首肩腰にキました。
翌日は朝から市場で雲丹丼!という勢いだったのに衝撃的なことに食欲がなく、となると俄然観光意欲もなくなって(←基本的に食べ物を中心にその日の行動が決まる人)、とりあえずなんとなく周遊バスに乗ってみる。

約10年ぶりの札幌。前回は極寒の雪まつりの最中だったか。雪があるのとそうでないのとは景色が全く違うので、まるではじめまして状態、土地勘は限りなくゼロ。
しかし札幌って、駅前の印象や碁盤の目のような街並みがなんか京都に似てるなあー、と思ってたら、札幌市って元々京都をモデルにつくられた都市だそうで。
札幌市 - Wikipedia

で、気になるところがあればぷらり途中下車〜的に気ままに散策をしてたのだけど、ふと視界に広大な緑の敷地が広がって、なにか強烈なスピリチュアル感に呼び寄せられた。これは降りねばならぬ!と勢い、下車。
降り立ったその場所は、北海道神宮でした。
北海道神宮



参拝客もまばらで、ビミョーな小雨に打たれながら参道の砂利道を歩いていたら、体中からいろんな毒がしゅわしゅわと抜けていったよ。
参拝を終えて、おみくじ。

「笑うかどには幸来る、ねてもさめてもにこにこと。苦虫を噛み潰したような顔、とがった声、それがどれ程自分の心を暗くし、家庭を暗くし、世間を暗くすることか。つとめてもにこにこと笑いましょう。自分の心が明るくなり、家庭も社会も、ほがらかになる。天の岩戸は笑いであけた。笑う門には福が来る。」

だって。ああ。なんかほんとごめんなさい...と悔い改めながら絵馬ウォッチング。*()内は心の声。

  • 「○○大学合格!」

という一般的なものから、

  • 「特別介護老人施設に入れますように」
  • 「病気が治って、家族に迷惑をかけずに生きられますように」

なんていう思わず涙が出そうなヘビーなもの、そして

  • 「俺の時代がきますように」(うん、くるといいね☆ ←棒読み)
  • 「英検三級に受かりますように」(絵馬に書くほどのことか!)
  • 「宝くじ三億円当たりますように」(空気読め!おまえには絶対当たらん!)

・・・等々、様々な絵馬を目の当たりにし、人間の生とか欲とか人生とか、いろんなことに思いを馳せずにはいられませんでした。
その後は休憩所でじーさんばーさんに混じってお茶と饅頭を頂き(無料)、帰り道は菩薩様になったような心境で神宮を出る。

この後はホテルオークラでお茶したり、ビックカメラ見たり、デパートの化粧品売場見たりと、北海道らしいことは何一つせず、自分用ロイズの生チョコ(もちろんミルク味ね。誰がなんと言おうとわたしはここのチョコがすきだ!)と土産用白い恋人だけ大量に買い込んで帰宅に至ったのでした。

ところでわたしは飛行機って限りなく苦手。可能な限り絶対、鉄道派!ですが、今回は時間の都合により断念。(ほんとはカシオペアに乗って帰りたかったんだーーーーーーー!)
エコノミークラスの「個」のスペースの小ささは異常だと思う。もちろんアップグレードすれば別だけど、基本的なスペースがあまりに狭すぎて、トイレに立つのですらも恐縮してしまうあの空間にいると、まるで自分がブロイラーになったかのような気分になってしまう。そしてしまいには「はたして今、このわたしに人権ってあるのだろうか...?」などと考え始めてしまうので。
さて、私は一日帰宅をずらしたけど、これがコンサート終了後の日曜夜だったなら、20時台以降の便は9.5割方嵐ファンで占められていたことでありましょう。うっかり同乗してしまった一般の方々、おつかれさまでした。