快適”ヒトリ”空間。

extrawhipcoco2007-03-11

休日、一人でぽっかり時間ができたら何をする?
私の場合はもっぱら引きこもって読書&ネット、もしくは散歩。(のつもりがなぜか散財タイムになるのが毎度のパターン。)今日はホテルオークラへ。私はここのメインロビーが大好き。
クラシックでありつつ超モダン!落ち着きがあり、やさしい照明が心地よいこの空間にいると、時の流れ止まったかのような錯覚におそわれる。
館内をぷらぷら散歩し、14:30ジャストにフロント脇にある「オーキッドルーム」へ。今回のお目当ては、フレンチトースト。朝食時間7:00〜10:00の間にしか食べられない名物の一品が、14:30〜16:30 1日20食限定 のハーフサイズで食べられる。以下、ホテルのサイトより引用。

サンドイッチブレッド(約30cm)1本を8等分に厚くカットし、卵、牛乳、砂糖とバニラエッセンスを溶き混ぜた中に、丸1日じっくりと浸け込みます。お客様のご注文をいただいたら、低めのオーヴンで全面に焼き色がつくまでふっくらと焼きあげること7〜8分。(ここが決め手。焼き色が悪いとすぐしぼんでしまい、ぷるんとした食感のおいしさを味わえません。) そして、メイプルシロップと蜂蜜を添えて供します。
ルームサービスの朝食メニューにこのフレンチトーストを取り入れた女性向け宿泊プランは、リピーター客をつくりだし、ホテルの人気プランとなりました。また、「このフレンチトーストは、世界一」と絶賛された外国の元首もいらっしゃいます。
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/restaurant/special/recipe05.html

ここのフレンチトーストは、ふっくらと焼きあがった厚焼き玉子に近い。口の中でぷるんとした食感が広がり、ふんわりと溶ける。ちなみに、私を含む客のほとんどがこのフレンチトーストのセットをオーダーし、限定の20食はほんの10分ほどで売り切れていた。
さて、フレンチトーストの焼き上がりを待つ間には、紅茶を積んだワゴンが席の前に運ばれてくる。
ワゴンには英国最高級紅茶"TEYLORS(テイラーズ)"の茶葉12種類が用意してあり、その中からセレクトした紅茶が目の前でサーブされる。
茶器はノリタケのものに統一されていて、ポットには冷めないように茶器と同じ絵柄のティージー。少し蒸らした後、ちょうど良い頃にティーカップに注ぎに来てくれる。おかわり自由(なんて野暮なことはあえて言いませんが。)で、ホットウォータージャグにたっぷりの暖かいお湯が用意されている状態。カップのお茶が少なくなると、絶妙なタイミングでお茶がつぎ足される。
最近のホテルというと、続々とオープンする外資に何かと話題をさらわれがちだけど、やっぱり国内の元祖"御三家"の一つと言われるだけはある。従業員の動きに無駄がない!それはベテランはもちろんのこと、若いスタッフもしかり。細やかな気配りと機敏な動き、見てて気持ちいい。
天井が高く、クラシックで優雅な空間に、つかず離れずのサービスが心地よく、一人お茶にも◎。読書がはかどったヒトリの午後でした。

★ちなみに、次回の来訪時に狙いたいのはココ!
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/stay/room/room04.html
「本物の和」をコンセプトに去年の10月にリニューアルオープンしたスイートルーム。オークラの客室はスイートに限らず、ベッドの枕元に千代紙の折鶴が置かれているのだとか。ステキ!