キラキラドラマ。

今フジテレビ系列にて関東地区で昼間再放送されている深津絵里さん主演の「恋ノチカラ」]]。

20代のころ描いていた夢と現実のギャップに折り合いをつけヒモノ化していた女性が、転職を機に恋愛と仕事への前向きな気持ちを取り戻していく、というストーリーなんですが。

7年前の作品だけど、今見てもまったく色あせることなく新鮮な気持ちで楽しめるクオリティであることに驚きます。

昔のドラマって、どうしても衣装や出演者の垢抜け具合が今とギャップがあって、「うわ〜若っ」とかちょttt!見てらんない(+_+)となることが多いですが、主な出演者の容姿が今とあまり変わっていないのがすごい。坂口憲二は「あ〜垢抜けてよかったね」と思ってしまうくらい金髪がダサかったりしますが、深津絵里(かわいい!大好き)と堤真一とか今とほとんど変わらない!ていうか深津絵里って今いくつだ?あの透明感とかわいさは驚異的すぎる!

確か放送当時もそれなりにハマって見ていたドラマだと思うんですが、今、私がこのドラマの主人公と近い年代になってきて、放送当時の7年前にはわからなかった憧れと現実の違いや、挫折も後悔する気持ちも知っているから尚更感情移入し楽しむことができるんだと思う。
あくまでもドラマだし、あんな敏腕クリエイターといきなり一緒に仕事が出来るようになるなんてまあ現実にはありえないけど、それでもところどころに応援メッセージがちりばめられていて、勇気付けられる。あの時だけじゃなくて、7年後の今、見られてよかったなあ。そう思える秀逸作品だと思います。
主題歌の「キラキラ」(小田和正)もぴったり。

ちょっと前にやっていた同脚本家(相沢友子さん)による「ヤマトナデシコ」もそうでしたが、彼女は仕事を持つ現代女性ならきっと誰もが少なからず抱える普遍的な要素を表現するのが上手い。だからこそこうやって時を経ても色あせることがないのだなあ。

それに比べると、同じく再放送中の「ひとつ屋根の下2」。当時は毎回泣いて夢中になっていた記憶があるんだけど、今見るとなんというかセリフがいちいちわざとらしい、というか大げさでイラッとしてしまう。「そこに愛はあるのかい?」でしたっけ。あれとか全く寒々しくてしょうがない。時が経っても光り輝く作品もある一方で、見る時代ならではの空気によって色あせて見えてしまうものもあるんだなあと改めて思ったわけですが。

それにしても、7年前のドラマが今現在やっているドラマ(2009年1月期ドラマ)よりも面白いと感じてしまうんですが、果たしてそれでいいんだろうか?今クールドラマも一通り流してみたけど、来週が楽しみ!ってわくわくできるのは今のところ歌のおにいさんくらいしかない。(苦笑)
イケメンパラダイスだの執事だの、リアリティのない子供騙しの作品はもう飽きた!そろそろ胸にきゅうぅぅぅぅん響くようなリアルな恋愛ドラマが見たいのだ!業界の方には、既存マンガや小説からのネタ探しばかりしていないで、是非ともオリジナル作品でアラサー女子を唸らせて頂きたいものだと思っております!