弔事における髪の色。
いろいろと思うところあって。
黒髪。
というか。
カラーリングせず、数年前から地毛の色を貫いております。
最近でこそアジアンビューティとかナントカであえての黒髪スタイルをする人も多いですが、雑誌やらヘアカタログを見ても、やっぱり多数派は茶髪、なのです。
たまに、こんなスタイルにしてみたいがしかし黒髪だとイマイチ決まらないような…とか、重い、とか、怖く見られる、とかいろいろとデメリットもあり、やっぱりまた染めようかしらと心が動く時もある。
しかし、絶対的な優越感を持てる機会があります。
非常に不謹慎この上ないことを承知で言いますが。
それは、弔事。
皆が皆が喪服に身を包んだ途端、「なんか茶髪って・・・へんじゃね?」と妙な違和感をおぼえる。
日本という土地にすっかりファッションとして根付いた「染毛」改めカラーリングという行為。
しかし喪服になると、それはくっきりとはっきりと人工的な不自然さを露呈し、「あくまでも染めた髪」であることを我々日本人に思い知らせるのでした。
先日KEIKOがお父さんの法事で、あの騒動以来初めてカメラの前に姿を見せたときも。
根元まで一点の曇りもない見事な金髪で。
まさか、長年染めているうちに地毛が金髪になるなんてことはないでしょうから。
この一週間の騒動のさなかに彼女はカラーリングしてたってことですね。
と冷静に、また底意地の悪い視点で、彼女を見つめてしまった私なのでした。
まあ、プリン頭になっていたり、いきなり黒髪になっていてもそれはそれで何か書かれてしまいそうですが。
マ、そうはいっても、私もまさに女子高生時代にTKミュージックが刻み込まれている世代ですから。
陰ながら再起を願いつつも。
まずはご夫婦の毎月のカラーリング代から節約してみてはいかがでしょうか。
などと思う私であります。