Blossom!

「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」

※世の中に桜というものがなかったなら、春に(桜はいつ咲くだろうかとか、雨風で散ってしまわないだろうかなどと)心乱されることはないだろうに、の意。(在原業平

毎年3月、気象庁から第1回目の桜開花予報が出ると、その日から約1ヶ月間私のメインPCは桜の開花情報サイトがトップページになる。
待ち焦がれた桜の便り。毎日ピンポイント予想とにらめっこしながら、満開の日を予測して花見イベントを企画するのがここ数年のパターン。桜を、一番美しい時期に、いかに優雅に、どこで楽しむか!?私はもしかしたら一年中考えてるかもしれない。(笑)
気象庁のデータ入力ミスに若干振り回されたものの、データ収集とスケジュール調整により、この週末は満開の桜を堪能。


土曜日。お気に入りレストラン/カフェ、半蔵門"ARGO"(公式サイト→HOME|Restaurant française ARGO|東條會館 - 時をつなぐ。人をつなぐ。by Tojo)にてロゼのシャンパンを飲みながらランチ。


絶景ゆえに競争率が高く去年は既に予約不可だったのだけれど、今年はかなり前から窓側の席を確保。眼下にはこの景色。イイ!


食後は、表参道のFENDIにて春夏のコレクションショーを鑑賞。グッチもそうだったけど、メタリック&グラフィカルがこの春夏のトレンドのよう。うっかり一目ぼれ級の激可愛バッグを見つけてしまい大はしゃぎ。お値段42万也!


さて翌日、日曜日。気合で早起きし、早朝から千鳥ヶ淵へ。都内に桜の名所は数あれど、ここを見ないと毎年私の中で花見が完了しない。
ここの桜は、気高い。構図もスケールも完璧。



日中は恐ろしいほど混んでしまい、まともに歩けずイライラ必至なため、この場所を堪能したいなら絶対人のいない早朝!美しすぎて、楽しすぎて、ニヤニヤしながら(注:独りです)30分ほど散歩し、満足したあとは皇居前のパレスホテルへ。
株式会社パレスホテル | PALACE HOTEL CO., LTD.


1Fのレストラン「スワン」にてお濠と白鳥を眺めながらの朝食。大好きな内堀通りを無駄に2周もドライブして(だって道路空いてるし。笑)、もう一度千鳥ヶ淵前を通って帰宅。帰り際にチラリと見たら、7:30amの時点で既に九段下の地下鉄出口から千鳥ヶ淵へ向かう人がゾロゾロと溢れ出していた...(7時半じゃ遅いんだよ〜。ヘヘン)
さて、午後はいつもの仲間と駒場公園にてシート系の花見。
菊乃井で調達したあなご寿司といなり寿司を手作りと言い張ったのですが、なぜかばれてしまいました。公園は桜吹雪が吹いて泣きたいくらいきれい。でもその儚さが悲しい。紀友則さんのお歌を拝借して。

「久方の ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ」