広重の見た風景「堀切菖蒲園」。

5月の芍薬に続き、菖蒲、あじさいと大好きな花が咲く6月。
古くから花菖蒲の名所として知られ、数々の紀行文や浮世絵にも登場してきた葛飾区の「堀切菖蒲園」。歌川広重の描いた「江戸百景」にも登場。


歌川広重「名所江戸百景 堀切花菖蒲」


地元で江戸切子製造直売をしている「清水硝子」さんのこちらのブログ花菖蒲の名所 地元堀切菖蒲園開花紹介。で開花状況をチェックしながらいつ行こうかとタイミングを見計らっていた。まだ7〜8部咲きだったけれど、平日の午前中に時間ができたので決行。


最近のお散歩は専らiPhoneのグーグルマップ頼み。GPS機能がもう本ッ当に便利で、これがあれば初めて訪れる場所もほとんど迷わずに到達できる。以前使っていたauではezナビウォークに月々数百円払っていたので、それに比べるとこの機能が無料で搭載してるなんて本当に素晴らしいよなあ、使うたびiPhoneにホレボレ。


で、行き方もたいしてしっかり調べずiPhoneに頼りっぱなしで向かったわけだけど、駅から堀切菖蒲園までの道には一定間隔でこの旗(?)がかかっているので、これ(+人だかり)を頼りに行けば迷わず到着できるようになっている。


園内入り口付近にはあじさいで彩られた小道があり、テンションもあがる。


この日は午前中雨だったせいか来園客はかなりまばら。おかげで他のお客さんを気にせずじっくり見られたのだけど、予想以上にザーザー降ったのと、菖蒲に夢中になっていたせいか、気がついたら靴はびっしゃびしゃ、足の甲に泥が跳ねまくっていた(笑)。









菖蒲といえば紫の花、というイメージを持っていたけど、ここには白、紫、薄紫、ピンク、水色、鮮やかな黄色...と花の色ひとつとっても様々。なんせここにあるのは200種6000株。一種一種、風流な名前がつけられ、丁寧に手をかけて育てられているのがわかる。



広重がこの場所で画を描いてから約150年。すぐ近くを流れる綾瀬川の上にかかる高速道路、そして近隣の住宅地。周辺の景色はすっかり変わっているけれどここだけがぽっかりと時間が止まったかのような異空間。このコントラストがおもしろい。


この日は足元がかなり冷えてしまったため近隣グルメも全くチェックせずすぐに移動してしまったんだけど、帰ったあとで駅前に美味しいと評判の餃子屋があることを知る。

哈爾濱餃子

食べログ 哈爾濱餃子

ああああ、お店の前通ってたのになぁ!悔しいから菖蒲が満開の頃(来週末あたり?)を狙ってもう一度行ってこようかなぁ...(食べ物へは異常に執着)