春の訪れと109。

東京はもうすっかり春の気配。今日は春一番がふくとかふいたとか。
そんなニュースを聞くと、毎年桜に命をかけている私としては、もうお花見の計画を立てなければ!と焦ったり。
まだ朝晩は冷えますが、ショップには色鮮やかな春物の洋服が並び、まだ完全なる冬モードの自分がなんだか恥ずかしくなったりしつつ、ショッピング熱は上がる一方。

さて、いろんな意味でまったくもって「ギャル」ではないのですが、渋谷の109が好きで、月1〜2のペースで覗きにいきます。
流行の反映の早さには本当にいつも目を見張るし、ファッション業界や雑誌が"仕掛けた"ものではないリアルなトレンドがわかる。さすが各テナントが生き残りをかけてしのぎを削り、熾烈な売り上げ競争が繰り広げられているだけはある。
行っても買わないことのほうがむしろ多いのですが、上のフロアから下までぐるぐる見て歩くのが楽しい。
明らかに偵察目的の同業者のおじさんたちや、家族一同で訪れた外国人観光客や、エスカレーターで前に立っているギャルが振り返ったら顔面しわっしわで相当なお年とお見受けする人だったり...といろんな人がいるのもまた面白くて。
かわいい!と思って手に取るとニキュッパとかサンキュッパ!だったりして、思わず色違いでお買い上げ!この宝探し感覚のエンタテイメント感もここの魅力。
商品のサイクルが早いので、いつ行っても新鮮!
さすがにオトナなのであきらかにぺらっぺらの安っぽい服とか、10代のオンナノコと同じようなスタイルはしたくないけど、部分的にトレンドを上手く取り入れるのにはすごくすっごく使える!
仕事でもスーツはめったに着ないし普段はデニム中心のカジュアルな格好ばかりなのでわりと違和感なく溶け込んでいるような。むしろ「かわいい!どこで買ったの?」と褒められて困ったりして。(笑)
しかし驚くのは、ショップの店員さんのみならず、お客さんであるギャルも、見ているほうが寒くなるほどの薄着であること。

いや、日中はいいけどさ、夜寒いよーーー!?
と見ているこっちが心配になってきます。

「オシャレはやせ我慢!」

ああ、そうだった。
私も昔はそんなことを声高に叫んでいたものでした。

しかし先日書いた通り、老化現象が顕著に現れ、冷えがしんどくて仕方なくなった29歳の、今。
ブーツを脱いで春っぽい靴に着替えるくらいが限界。無理をして体を痛めつける気はもうさらさらない。

薄手のコートで生足をさらけ出したギャルたちを見、「わしはもう無理じゃて...がんばってくれ...」と遠い目で見つめる私なのでした。