パレスホテルよ、永遠に。
建替えに伴う一時休館のため、1月31日をもって惜しまれつつ休館に入ったパレスホテル。
先日、めでたく「30代」という新たなステージに昇った親友の誕生日を祝うため宿泊してきました。
「はい、皇居前パレスホテルです。」
電話をかけると聞こえるこの第一声が好きだった。
確かに、イマドキの「モダン」なホテルではないし、洗面台やシャワーヘッドの高さが現代人には微妙な位置だったりと、水回りにはどうしても古さや多少の不便さも感じられる。だけどステイしていてそれほど「老朽ってこういうこと!」とストレスを覚えるほどではないし、それ以上にこのホテルならではの歴史と財産に触れられることが、なにより価値のあることだと思う。
窓から見るその景色には、
「千代田区丸の内1−1−1」
やっぱ最強・・・!
と唸らずにはいられません。
こんな場所にあったら、外資がまとめてかかってきたって絶対勝てないぞ。と私は思う。
なんかね、この紋所が目に入らぬか!と印籠つきつけられるような。
あの場所にしかない絶対的な何か"風格"みたいなものが確かに漂っているんだもん。
GHQに狙われても頑としてここを明け渡さなかった誰かに感謝。*1
そんな優美な場所で、到着後にお部屋でシャンパンでお祝いし。
朝はお堀に浮かぶ白鳥におはようを言い。
部屋でルームサービスの朝食を頂き。
優雅に過ごした私たち。
まあ。
ディナーはケンタッキーだったんですけど。
だってさ。
好きなの。食べたかったの。ケーエフシーのあのブロイラーが。
彼女と同僚時代、職場の徒歩圏内にケンタがないため、往復タクシーまで使ってわざわざランチしに行っていたくらいで!
ほんとは食べたいくせに、我慢なんてしてたらいい大人にはなれないんだぜ。
だからって食べ過ぎはスーパーサイズまっしぐらなんだぜ。
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さて、唇をギトギトにしてブロイラーを貪った後は、イルミネーションで彩られた丸の内仲通りを歩き、丸の内シャトルに乗り、夜の和田倉噴水公園を散歩しホテルへ帰宅。
夜には、子供みたいに窓から身を乗り出し、星空を見上げ「あっオリオン座だよ☆」とオトメチックな会話をし。嵐の『Beautiful Days』を歌い(空に輝くよキラリ〜♪ってもちろん歌っているのは私だけ)切なくなったりもしつつ、篤姫最終回を見て泣いて、夜中に昔のファミレス的雰囲気漂うB1のレストランで、スイーツをかっくらい。
と、ゆう・・・が...?なステイを楽しみ、しばしの別れを惜しみつつホテルを出たわたしたちなのでした。
3年後、またあの空間と素晴らしい景色に会えることを。楽しみに待っています。