(行ってきました) ”Design with Respect”

早速、「Design with Respect―心から尊敬するデザイン―」展に行って来た。

展示されていたのは、


グラフィックデザイナーの永井一正がリスペクトする、1964年東京オリンピックの公式ポスターのうちの1枚「スタートダッシュ」。デザインは亀倉雄策。 この力強さ!完成度の高さ!!2016年のオリンピックがもしも東京になったら、、、、このポスターを更に上回るデザインで世界をうならせて欲しい!!

  • 和紙
  • リモアのスーツケース(←欲しい!)
  • ウェグナー「Yチェアー」


我が家の椅子はこれ。

  • 家紋

などなど。

一見するとデザインとはかけ離れ、私みたいなド素人が見ると素通りしてしまいそうなモノも。(スイッチとかね・・・)デザイナーというのはジャンルにとらわれずにいろんな視点からモノを見ているのだなあ、と実感。

私が個人的に共感しまくりでニヤニヤが止まらなかったのは、日本の家紋。
家紋って、ヨーロッパ貴族と日本くらいしかないらしいけど、ヨーロッパの画一的なものと比べると、日本は驚くほどバリエーションに富み、かつ繊細で、情緒感や季節感までも自由に表現してる!もの凄い想像力とセンス!心からrespectします!

ちなみに会場で一番人だかりが出来ていたのは、Charles & Ray Eamesの"Powers of Ten"の映像。

イームズ」といえば椅子のデザインで有名だけど、映像も作っていたことにまず驚く。へ〜って程度に覗いてみたけど、一度観たら映像に引き込まれて目を離せなくなってしまった。これ、初めて見たけどすごい。物理の教材のようでもあるけど、そんなレベルにとどまらない迫力とクールで美しい映像。

カメラは公園に寝転ぶ一人の男をとらえる。そこからどんどんzoom outし、やがて地球の外に出て、宇宙の果てへ。すると今度はzoom inしていき、人物の中の細胞、原子核、その先まで・・・

これ、何かに似てる、、、と思ったらグーグル・アースだ!一人の人間の外観を基準地点にして、果てしなくzoom in/outされる感じ!?
YouTubeにもあったけど、
http://www.youtube.com/watch?v=itXQ9VbtGQs
画質がかなり落ちてしまってるので見るならぜひDVDで。

EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD]

EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD]

ちなみに私は早速amazonで注文しました(笑)。大画面で見たい!
開催期間が短かった(9/4までの6日間のみ)のと、展示目録がもらえなかったのがちょっと残念。